エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
 約四年ぶりに再会した和臣。

 懐かしいなどと呑気に思えないが、その気持ちは確かにある。

 あの日、和を宿したただ一度の夜の明けであるが、梓は朝早くから出勤する和臣のことを、ベッドから見送った。

 あのときにはこんな現在があるなんてまったく思いもしなかった。

 それどころか、あのまま和臣から離れて、四年も会えなくなるなんて誰が想像できただろう。



 和臣さん、今はどうしているのかな。



 ふと、困ったとか、迷惑だとか、そういった思いとは別のことが頭に浮かんだ。

 あの様子では、ちゃんと働いているのは明らかだった。

 そして働いているならば、あの頃と同じ、警察官である可能性は高い。

 警察官の中でも、あの頃は出世組……キャリア組とかいっただろうか。

 そういったところに属していたのだ。

 今では立派な役職かなにかに就いているかもしれない。

 実際、スーツも車も高級そうだった。

 お給料が多いということだろうし、それなら責任ある役に就いているのだろう。
< 78 / 327 >

この作品をシェア

pagetop