月下の聖女〜婚約破棄された元聖女、冒険者になって悠々自適に過ごす予定が、追いかけてきた同級生に何故か溺愛されています。
野営
隣国クロンクヴィストへ続く街道の途中の開けた場所で、ティナたちモルガン一家一行は野営をすることにした。
トールとモルガンの活躍により、あっという間に設営が終わってしまい、野営を心待ちにしていたティナは、設営を手伝いたくても手も足も出せず、心の中で悔し涙を流していた。
設営を終えてすぐ、トールが「俺、薪を拾いに行ってきます」と言って立ち上がる。
「あ、私も行くよ!」
一人で薪拾いは大変だろうと思ったティナが、トールに同行を申し出るが、「ロープを持っていくし大丈夫だよ」と、トールにやんわりと断られてしまう。
設営も薪拾いも出来なかったティナが、ならば料理は自分が作ろうと思った時、「じゃあ、料理は私が作るわね。ティナちゃんはアネタを見ていてくれるかしら?」とイロナが申し出た。
「お! やった!! イロナの料理は美味いからな! 楽しみだ!!」
モルガンがイロナの料理を心待ちにしている様子を見て、ティナは料理作りを諦めることにした。
正直アネタと遊ぶのは楽しいし、イロナの料理はすごく楽しみだ。モルガンが大喜びしているぐらいだから、かなり美味しい料理なのだろう。
それにまだまだこれからも野営をするのだから、ティナが役に立つ時がきっと来るはずだ。
トールとモルガンの活躍により、あっという間に設営が終わってしまい、野営を心待ちにしていたティナは、設営を手伝いたくても手も足も出せず、心の中で悔し涙を流していた。
設営を終えてすぐ、トールが「俺、薪を拾いに行ってきます」と言って立ち上がる。
「あ、私も行くよ!」
一人で薪拾いは大変だろうと思ったティナが、トールに同行を申し出るが、「ロープを持っていくし大丈夫だよ」と、トールにやんわりと断られてしまう。
設営も薪拾いも出来なかったティナが、ならば料理は自分が作ろうと思った時、「じゃあ、料理は私が作るわね。ティナちゃんはアネタを見ていてくれるかしら?」とイロナが申し出た。
「お! やった!! イロナの料理は美味いからな! 楽しみだ!!」
モルガンがイロナの料理を心待ちにしている様子を見て、ティナは料理作りを諦めることにした。
正直アネタと遊ぶのは楽しいし、イロナの料理はすごく楽しみだ。モルガンが大喜びしているぐらいだから、かなり美味しい料理なのだろう。
それにまだまだこれからも野営をするのだから、ティナが役に立つ時がきっと来るはずだ。