辣腕海運王は政略妻を容赦なく抱き愛でる【極上四天王シリーズ】
「寝ても約束は忘れるなよ」

「わ、忘れないです」

 つながれていた手が放され、ポケットからカードキーを出してロックを解除する。

「明日のランチから約束は開始だからな。おやすみ。入って」

「……おやすみなさい」

 挨拶をして部屋の中へ入ると、外側からドアが締められた。

 ぼうっとしながらベッドにポスンと腰を下ろす。

「私が……コウさんと……本物の恋愛をする……」

 口にした瞬間、頬が熱くなってくるのがわかる。

 本物の恋愛……でも、期間限定。

 残りの十日、悔いのないようにコウさんと恋愛しよう。
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