あの花が咲く頃、君に会いにいく。
「本当、他人事だな…」
でも不思議と、胸の奥にあったモヤモヤが消えた気がした。
もしかしたら天使様には何か、不思議な力があるのかもしれない。
「未練解消の旅はね、その人の生きてきた人生をもう一度振り返ってみたり、向き合ってこなかったことに真正面から向き合ったりして乗り越えた人がやっと叶えることができるんだ。思い出と向き合うことが怖いと思う人は、君だけじゃない。次会った時にはいい顔が見れることを期待してるよ。それじゃあ」
「え、ちょ…」
止めるよりも先に、言いたいことだけ言って天使様はぱっと一瞬でちりになって消えてしまった。
突然現れたかと思いきや、消える時も突然だ。
だけど、これで私の本当にやるべきことが少しだけわかった気がした。
記憶を思い出すことから、逃げてはいけない。
不安や恐怖が消えたわけじゃないけど、私は過去と向き合うべきなんだ。
一度失ってしまった記憶を、もう一度取り戻さなければ。
*
「やっぱりまだここにいたのか」
放課後になり、部活動に励んでいる生徒達を窓から見下ろしていると、楓が迎えにきてくれた。
「あ、ごめん。どこに行けばいいのかわからなくて」
「いや平気だ。むしろじっとしてもらってた方が俺的にも助かる。…もう平気なのか?」
「うん。心配かけてごめんね」
でも不思議と、胸の奥にあったモヤモヤが消えた気がした。
もしかしたら天使様には何か、不思議な力があるのかもしれない。
「未練解消の旅はね、その人の生きてきた人生をもう一度振り返ってみたり、向き合ってこなかったことに真正面から向き合ったりして乗り越えた人がやっと叶えることができるんだ。思い出と向き合うことが怖いと思う人は、君だけじゃない。次会った時にはいい顔が見れることを期待してるよ。それじゃあ」
「え、ちょ…」
止めるよりも先に、言いたいことだけ言って天使様はぱっと一瞬でちりになって消えてしまった。
突然現れたかと思いきや、消える時も突然だ。
だけど、これで私の本当にやるべきことが少しだけわかった気がした。
記憶を思い出すことから、逃げてはいけない。
不安や恐怖が消えたわけじゃないけど、私は過去と向き合うべきなんだ。
一度失ってしまった記憶を、もう一度取り戻さなければ。
*
「やっぱりまだここにいたのか」
放課後になり、部活動に励んでいる生徒達を窓から見下ろしていると、楓が迎えにきてくれた。
「あ、ごめん。どこに行けばいいのかわからなくて」
「いや平気だ。むしろじっとしてもらってた方が俺的にも助かる。…もう平気なのか?」
「うん。心配かけてごめんね」