あの花が咲く頃、君に会いにいく。
「…詳しいことは、家に帰ってからだ。とりあえず帰るぞ」
歩き出した楓にわけがわからないままついていく。
*
「で、どういうことなの!?何かわかったの!?」
我慢の限界で楓の家に着いて早々質問を投げかけると、楓は洗面所で手を洗いながら、「少し待て」ともったいぶってくる。
「まず早乙女と昼休みに別れてから放課後までの間で、全員とまではいかなかったがクラスメイト達から話を聞いた。わかったことは、おまえら五人組は誰が見ても仲がいいグループで、嫌がらせとかそういう類のものは見受けられなかったことだ。中でも、早乙女と中町は幼なじみらしく、仲の良かった二人に、高校に入りあの三人が加わったそうだ」
楓は机の上に置いてあった紙とペンを取ると、わかりやすいように図にして説明してくれた。
「今わかることはこのくらいだ」
「そっか。ありがとう、わざわざみんなに聞いてくれて」
本当に些細な変化だが少しだけ、状況が進展した。
茅乃との過去を思い出せば、何か未練に繋がることがわかるかもしれない。
「今から花屋のバイトに行ってくるけど…早乙女はここに残ってるか?」
「んー家にいても暇だから、ついていく」
ん、と短く返事をした楓は、お財布とスマホと家の鍵をズボンのポケットに突っ込むと制服のまま家を出た。
「ねえ私と出会った日に言ってた楓の叔母さんって、もしかして楓が働いてるお花屋さんにいた女の人?」
そういえば気になっていたことを人通りもなかったからこの際にと尋ねてみる。
歩き出した楓にわけがわからないままついていく。
*
「で、どういうことなの!?何かわかったの!?」
我慢の限界で楓の家に着いて早々質問を投げかけると、楓は洗面所で手を洗いながら、「少し待て」ともったいぶってくる。
「まず早乙女と昼休みに別れてから放課後までの間で、全員とまではいかなかったがクラスメイト達から話を聞いた。わかったことは、おまえら五人組は誰が見ても仲がいいグループで、嫌がらせとかそういう類のものは見受けられなかったことだ。中でも、早乙女と中町は幼なじみらしく、仲の良かった二人に、高校に入りあの三人が加わったそうだ」
楓は机の上に置いてあった紙とペンを取ると、わかりやすいように図にして説明してくれた。
「今わかることはこのくらいだ」
「そっか。ありがとう、わざわざみんなに聞いてくれて」
本当に些細な変化だが少しだけ、状況が進展した。
茅乃との過去を思い出せば、何か未練に繋がることがわかるかもしれない。
「今から花屋のバイトに行ってくるけど…早乙女はここに残ってるか?」
「んー家にいても暇だから、ついていく」
ん、と短く返事をした楓は、お財布とスマホと家の鍵をズボンのポケットに突っ込むと制服のまま家を出た。
「ねえ私と出会った日に言ってた楓の叔母さんって、もしかして楓が働いてるお花屋さんにいた女の人?」
そういえば気になっていたことを人通りもなかったからこの際にと尋ねてみる。