あの花が咲く頃、君に会いにいく。
–––––「ずっと、友達だよ」



「…っ!?」



何かを思い出しかけ、頭がずきりと痛んだ。



だけど、それは一瞬のことでさっきのツーショットのことも、茅乃がどうして私に謝っていたのかも、何もわからなかった。








「茅乃ー!早く早く!」


「はあはあ…っ。待ってよぉ、紫音ー…」



足の遅い茅乃が真っ赤な顔をして必死に走っている。



「あぶなーい!入学式ギリギリ間に合いそうだね!」


「紫音が寝坊するから遅刻しそうになったんでしょ!今日のお昼は紫音のおごりだからね!」


「ええ!」



茅乃と顔を見合わせて、どちらからともなく吹き出す。



「はー私たち、今日から高校生だよ。やっていけんのかな?」


「あはは、何それ。今更びびってんのー?大丈夫だって、紫音なら明るいしすぐに友達たくさん作ってるんだから」


「んんー…。…あ!そうだ、今日という記念に写真撮ろ!ほら、茅乃入って入って!」
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