あの花が咲く頃、君に会いにいく。
「ええ、もー紫音は突然だなあ。どうせなら校舎写そうよ。あ、ここいい」
校舎と桜の木をバックに茅乃とピースをして写真を撮る。
二人とも慣れない制服で緊張しているのか、ぎこちない顔だったけどすごくいい笑顔で撮れている。
「紫音が同じ高校でよかった。じゃなきゃ私、今頃すっごい緊張してお腹痛くなってたよー」
「あはは、大袈裟。茅乃と同じ高校行きたくて勉強頑張ったんだから、褒めてくれてもいいんだからねー」
「すーぐ調子に乗るんだから」
茅乃にこつんと頭を軽くこづかれる。
それがなんだかくすぐったくて、クスクスと笑みが溢れた。
「高校なんてきっとあっという間だよね。茅乃と高校卒業して、就職して、結婚してお互いの子供もつれてキャンプなんか行っちゃって。そんな未来、想像するだけでワクワクしない?」
「もー紫音は気が早いよ。まあきっと紫音の言う通りになるんだろうね。ずっと、友達だよ」
「当たり前じゃん!ずっとずーっと友達でいようね!」
茅乃との未来がその時は当たり前に浮かんで、それがまさか実現されることなく呆気なく死んでしまうなんて、この時は夢にも思わなかった。
*
*
「…っ!」
がばりと起き上がると、そこは学校の前なんかではなく、楓の部屋だった。
「どうした、早乙女?」
校舎と桜の木をバックに茅乃とピースをして写真を撮る。
二人とも慣れない制服で緊張しているのか、ぎこちない顔だったけどすごくいい笑顔で撮れている。
「紫音が同じ高校でよかった。じゃなきゃ私、今頃すっごい緊張してお腹痛くなってたよー」
「あはは、大袈裟。茅乃と同じ高校行きたくて勉強頑張ったんだから、褒めてくれてもいいんだからねー」
「すーぐ調子に乗るんだから」
茅乃にこつんと頭を軽くこづかれる。
それがなんだかくすぐったくて、クスクスと笑みが溢れた。
「高校なんてきっとあっという間だよね。茅乃と高校卒業して、就職して、結婚してお互いの子供もつれてキャンプなんか行っちゃって。そんな未来、想像するだけでワクワクしない?」
「もー紫音は気が早いよ。まあきっと紫音の言う通りになるんだろうね。ずっと、友達だよ」
「当たり前じゃん!ずっとずーっと友達でいようね!」
茅乃との未来がその時は当たり前に浮かんで、それがまさか実現されることなく呆気なく死んでしまうなんて、この時は夢にも思わなかった。
*
*
「…っ!」
がばりと起き上がると、そこは学校の前なんかではなく、楓の部屋だった。
「どうした、早乙女?」