あの花が咲く頃、君に会いにいく。
その時はそれで終わったけど、それからもたまに三人が茅乃を悪く言うことが増えていき、茅乃も段々と笑わなくなった。
正確には、笑ってはいるけどその場に合わせた笑いで、入学式の日のような心から笑っている茅乃はどこかに消えてしまったかのようにいなくなってしまった。
確実に、じわじわと私たちの友情にはひびが入ってきていた。
だけど私は、きっと大丈夫。まだ私たちは友達だ。そう思っていた。
*
「はー委員会疲れたー…」
月に一度の生活環境委員の仕事を終え、教室に荷物を取りに行くと、茅乃がまだ残っていた。
「あれ、茅乃?どうしたの?今日も塾じゃなかったっけ?」
何か探し物をしているかのように、ロッカーを一つ一つ開けていた茅乃が私に気づき、驚いたように振り向いてきた。
「あ…紫音…。えっと、鞄がなくなっちゃって…」
「え?鞄?なんで?」
「わかんない…。トイレから戻ってきたら、いつの間にかなくなってて…」
今にも泣き出しそうな茅乃に、大丈夫だよ、と根拠もない言葉をかけ、私も探すのを手伝う。
結局、鞄は夕方になってからゴミ袋がたくさん積まれている焼却炉に隠すように置いてあった。
「誰がこんなことしたんだろ!見つけてボコボコにしてやりたい!」
「落ち着いて、紫音…」
正確には、笑ってはいるけどその場に合わせた笑いで、入学式の日のような心から笑っている茅乃はどこかに消えてしまったかのようにいなくなってしまった。
確実に、じわじわと私たちの友情にはひびが入ってきていた。
だけど私は、きっと大丈夫。まだ私たちは友達だ。そう思っていた。
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「はー委員会疲れたー…」
月に一度の生活環境委員の仕事を終え、教室に荷物を取りに行くと、茅乃がまだ残っていた。
「あれ、茅乃?どうしたの?今日も塾じゃなかったっけ?」
何か探し物をしているかのように、ロッカーを一つ一つ開けていた茅乃が私に気づき、驚いたように振り向いてきた。
「あ…紫音…。えっと、鞄がなくなっちゃって…」
「え?鞄?なんで?」
「わかんない…。トイレから戻ってきたら、いつの間にかなくなってて…」
今にも泣き出しそうな茅乃に、大丈夫だよ、と根拠もない言葉をかけ、私も探すのを手伝う。
結局、鞄は夕方になってからゴミ袋がたくさん積まれている焼却炉に隠すように置いてあった。
「誰がこんなことしたんだろ!見つけてボコボコにしてやりたい!」
「落ち着いて、紫音…」