遊川くんは我慢ができない⚠



 私は遊川くんを信じたい。


 遊川くんの気持ちも大事にしたい。


「遊川くんのことが好き」


 伝えた瞬間、なんだか無性に泣きたくなって。


 堪えきれずに一粒落ちた。


 遊川くんはほんの少し驚いた様子で固まっている。


「触られるの、ドキドキするけど嫌じゃない。むしろ、もっと触ってほしい。でも、欲がとまらなくなって、警報をばんばん鳴らしちゃって、最悪退学になって……遊川くんと離れ離れになるのが一番嫌なの」


 包み隠さない私の本音。


 整理されていない、ありのままの感情。


 遊川くんはどう思っただろう……。


 気になるのに反応が怖くて、なにも置かれていないテーブルを見つめる。


「嘘をついて……傷つけて、ごめんね」


 しんと、部屋の中が静まり返った。


 遊川くんはなにも言わない。


 自分勝手に振り回したから、さすがに怒っちゃったのかもしれない。



< 39 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop