遊川くんは我慢ができない⚠



 不安になって、もう1回謝ろうとしたとき。


「ふっ、あはは!」


 遊川くんが弾けたように笑い出した。


「な、なんで笑うの!?」

「いやー、りっちゃんってば1時間も嘘をつけないんだなって」

「うっ……」

「いい子過ぎるよね、ほんと」


 正面から伸ばされた手は、私の頭を優しく撫でる。


 それから、私の目を見つめて、


「真面目で面倒見がよくて明るい、りっちゃんが大好きだよ」


 とろけるような笑顔で想いを返してくれた。


 視線は熱くて、甘い。


 受け止めているだけで体温が上がっていく。


 これが、両想い……。


 心と心が繋がったみたいな感覚でちょっぴり照れくさくて、最高に幸せ。


 ぎゅーって抱きつきたくなる衝動を、頑張っておさえた。



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