遊川くんは我慢ができない⚠



「まぁ、りっちゃんが俺を好きなのは知ってたけど……まさか今言うとは思わなかった」

「気づいてたの!?」

「キス嫌じゃないとか言ってたし……あれで好きじゃなかったら、思わせぶりにもほどがある!」


 たしかに、私もそこで自分の気持ちに向き合おうと思ったんだった。

 遊川くんにバレバレになるはずだ……って、あれ。


「私の気持ちを知ってたのに“触られるの嫌”って言葉を信じたの?」

「好きでも触られるのは嫌ってことがあるかもしれないと思ったの! というか、好きな子に嫌って言われたら単純に傷つくでしょ!」


 ガタンっと。本日2度目の椅子の音。


 遊川くんはプンスカしている。


 言われてみれば、私も同じことを言われたら心臓が痛くなっちゃいそう。


 私の触った食べ物も食べたくないかもって、ごはんも作らないと思う。


「ほんとにごめんね」

「まだ許さない。でも、俺を癒してくれたら許すよ」



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