遊川くんは我慢ができない⚠
すっと流れるように私の頬へ伸びた手。
そのまま遊川くんの顔が近づいて、4度目を―――
「付き合ってないのにこういうことするの、やっぱりダメだって……!」
ぎりぎりのところで回避した。
まったく、油断も隙もないんだから!
急いで距離をとろうと立ち上がる。
あとは離れるだけだったのに、遊川くんに手首を掴まれて。
「まって。俺たち、付き合ってるんじゃないの?」
……困惑した顔で、よくわからないことを言われた。
「俺たちは学校1のカップルを目指してて、3年後には結婚するかもしれないんでしょ?」
「それはそうだけど……付き合うって宣言してからするものだと思ってた」
「……ってことは、りっちゃんは俺が彼女でもない女の子にキスするようなやつだって思ってたの?」
「……うん」
「……」
まさかのすれ違い。
いや、でも、言わないとわからないよね!?
乙女的には言葉が欲しいものだよね!?
曖昧な関係なんて嫌だよね!?
それに!