麗しの薔薇


「俺は三鷹優人!それにしてもリリちゃんほんっとに可愛いね〜連絡先交換しよ!!」


と柊木くんを押し退けてきたのは、これまた幹部の一人。


いかにも人懐こそうな、私と真逆なタイプの人だ。


「こらこら、優人。人との距離感考えてっていつも言ってるでしょ?」


ごめんね、と柊木くんがすぐに三鷹くんを端へ追いやる。


そのやり取りに慣れている様子を見るに、これが日常茶飯事なのだろう。


「それで、あそこでふて寝してるのが大鳥響。」


不貞腐れてる三鷹くんを余所に柊木くんが視線をやった先に居たのが最後の幹部。


彼は今日唯一、一度も目が合わなかったし情報通り女嫌いのようだ。

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