研がれる私/長編エロティックミステリー
決行⑦



しまった…‼

抱き終わった後、すぐにトイレ行っておけばよかったわ

さて‥、ならば、何か手を考えないと

私は必死に考えた…

しょうがない‼

私は必死に脳みそにカツを入れたわよ

で…、咄嗟だけど奇案が浮かんだわ

よし…、ここは苦肉の策で勝負だ…


***


「…今夜は”特別な日”だから、もうひとつリクエスト受けてくれない?」

「はは…、かわいいヤツだ。言ってみろ?」

「抱かれるんじゃなくて、あなたの太い首に正面からぶら下がって連れてってもらいたいの。浴室までずっと、キスしながら…」

「アハハハ…。お前のそう言う感覚いいわ」

「なら、ぶら下がっていいのね?」

「ああ、素っ裸でオレの首に手を巻いてる態勢でいいんだな?」

「うん。キスしながらよ。正面から。ディープキスだからね!」

もうカレは呆れ笑いだった…

よっしゃ…、キスして顔をくっつけて視界をふさぐ!

際どいけど、これで行くしかない!


***


私は再び全裸になったカレの正面に、全裸で正面からぶら下がった

そしてカレが歩きはじめると、顔をべたっとくっつけるようにキスしたわ

両手はカレの首に巻き付け、頭を両側から押さえるように移動させ…

「おい、おい…、ルイ。前が見えねえよ、ハハ…」

「前なんか見ないで私を見てよ~♥どアップでよ❣」

カレは笑いながら、ややよろけながら浴室へまっしぐらだ…


***


ふ~、なんとかうまくいったみたいだ…

あとはシャワー浴びたら、トイレに駆け込むフリして先に出よう

玄関のカギを素早く戻したら、用を足してすぐ浴室に戻る

そして一緒にリビングのソファに座る

ラインはそれからだ


***


緊迫の出たとこ勝負だったが、どうやらクリアでしょ

私はシャワー浴びながらも、髪を洗わないで済むかこつけをね

「…早くシャンパン飲み直ししたいから、頭濡らして髪乾かしてる時間欲しいんで、体だけにする。”一発後”ののど越しは最高よ!早くに飲みたいわ
~」

「そうだな。なら、俺も体だけにしとくか」

これも何とかうまく誘導できたんで、リビングに無事一緒に戻り、グラスの”異常”なしを見届けて、さあ、第3段階へと突入だ!




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