研がれる私/長編エロティックミステリー
カレ、阿修羅?⑥
「…石橋、じゃあ行くぞ。オレが今から合図する。そのあと10秒だ。お前がルイの心臓をそのナイフで刺さなかったら、即オレの握ってるこの日本刀は、”然るべき場所”に突き刺さってる。…では、お前の命がけらしきドン臭い愛は、この目で確かめさせてもらうぞ。さあ…、カウントダウンのスタートだ!」
来た…!!
あと10秒で、私は殺される…
石橋さんか、石神のどちらかに!
リビングチェストの上で微笑んでいた、あの女性たちと”同じところ”に、もうすぐ逝くのよ、私も…‼
私はもう、現実と幻覚が一体化してる感覚にスライドした…
***
「9‥、8…、7…」
カウントダウンはゆっくり進でく…
私は仰向けの体勢で、石橋さんからは顔を背け、そしてぎゅっと目をつぶってる
代わりに、右手でカレの肩を握ってた
それもぎゅっと…
私がようやく、まな板の鯉になれたその瞬間だった…
***
「石橋ーー!!」
高石さん…
あなたにもすまないことをしたわ
ゴメなさい…
許される訳などないけど…
***
「5‥、4‥」
もう終わりだ…!!!
私は血の臭いと、石橋さんの荒い息と、目の前が真っ暗な中、死ぬ…
あと3秒すれば…
***
「3‥、2‥」
「わーー!!」
私には感じ取ることができた
石橋さんがナイフを振り下ろしてきたと…
そうか…、私を殺すのは”こっち”のカレなのね…
と、察し悟った、その瞬間…
ブーン!という風を切る音が耳に届いた
さらに、ビュッ!ズブッ!っていう鈍い突き刺音と交錯した、”ギャー!”という石橋さんの絶叫も同時に…
***
そして当該絶叫が途絶える前には、バサッという落下音と共に、私の胸のあたりに”その何か”かが落ちてきた
すでに両目を全開にしていた私は、たった今の出来事、その”すべて”を掌握するに達していた
そのすべてを…
たった今、胸元に降ってきた、血まみれの落下物…
すなわち、石橋さんの血が噴水状態の右腕が視界に入った、その時を以って…
***
「ぎゃあ~~!!!!」
私の記憶はそこで消えた
プツリと…
ドス黒い血しぶきによって暗闇の中へと吸いこまれるように…
「…石橋、じゃあ行くぞ。オレが今から合図する。そのあと10秒だ。お前がルイの心臓をそのナイフで刺さなかったら、即オレの握ってるこの日本刀は、”然るべき場所”に突き刺さってる。…では、お前の命がけらしきドン臭い愛は、この目で確かめさせてもらうぞ。さあ…、カウントダウンのスタートだ!」
来た…!!
あと10秒で、私は殺される…
石橋さんか、石神のどちらかに!
リビングチェストの上で微笑んでいた、あの女性たちと”同じところ”に、もうすぐ逝くのよ、私も…‼
私はもう、現実と幻覚が一体化してる感覚にスライドした…
***
「9‥、8…、7…」
カウントダウンはゆっくり進でく…
私は仰向けの体勢で、石橋さんからは顔を背け、そしてぎゅっと目をつぶってる
代わりに、右手でカレの肩を握ってた
それもぎゅっと…
私がようやく、まな板の鯉になれたその瞬間だった…
***
「石橋ーー!!」
高石さん…
あなたにもすまないことをしたわ
ゴメなさい…
許される訳などないけど…
***
「5‥、4‥」
もう終わりだ…!!!
私は血の臭いと、石橋さんの荒い息と、目の前が真っ暗な中、死ぬ…
あと3秒すれば…
***
「3‥、2‥」
「わーー!!」
私には感じ取ることができた
石橋さんがナイフを振り下ろしてきたと…
そうか…、私を殺すのは”こっち”のカレなのね…
と、察し悟った、その瞬間…
ブーン!という風を切る音が耳に届いた
さらに、ビュッ!ズブッ!っていう鈍い突き刺音と交錯した、”ギャー!”という石橋さんの絶叫も同時に…
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そして当該絶叫が途絶える前には、バサッという落下音と共に、私の胸のあたりに”その何か”かが落ちてきた
すでに両目を全開にしていた私は、たった今の出来事、その”すべて”を掌握するに達していた
そのすべてを…
たった今、胸元に降ってきた、血まみれの落下物…
すなわち、石橋さんの血が噴水状態の右腕が視界に入った、その時を以って…
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「ぎゃあ~~!!!!」
私の記憶はそこで消えた
プツリと…
ドス黒い血しぶきによって暗闇の中へと吸いこまれるように…