研がれる私/長編エロティックミステリー
四人目の男③
「ということは、私の恋人くらい簡単にヤレるわね」
「ああ。容易い」
「じゃあ、あなたにはあと一点だけよ。なんで、今回”応募”してくれたの?」
「…あんたの導いたあのイカレたストーリーが気に入った。まずはそこだ。…オレは海外で散々人を始末してきたが、いくら経験を重ねても慣れみたいなものは生じなかった。むしろ殺す瞬間を繰り返すたび、その興奮度、緊張感は高まっていった。その異様な心理状況では、常に更なる刺激を求めていたんだ」
「じゃあ、あなたも私と同様、刺激中毒者ってことなの?」
「まさにな。…こうやって平和なこの国で暮らしていても、自分の中の危険でダークなケモノの蠢きはずっと消えなかったさ。この手で金のために、何の恨みもない人の命を奪う…。その時の生々しい感触が忘れられず、飢えていたんだ。極限の刺激にな…」
カレは淡々と語っていたが、その両の眼は妖しい閃光を放っていた
***
「今夜、こうして実際にあのストーリーの”主演女優”を目の前で拝んで、オレの中に住む刺激を欲するケモノはよだれを垂らしてるよ」
「なら、私のこと、気に入ってくれたのね?」
「ああ…、オレとしては是非、お前とあのストーリーの続きを”演じたい”ぜ」
この言葉を口にした彼が漏らしたアンニュイな微笑には、なんともそそられた
このカレからは、わくわくするような危険の匂いが伝わるわ
いや、それを超えた狂気…
そんなものも見え隠れする男だった
***
「…もう一杯、何かいかが?」
「じゃあ、お前が頼むものと同じものをもらおう」
「マルガリータでいい?」
「いいな、最高だ」
***
この人は1番目の男の基準値を、すべての面で上回っていたわ
フィーリングとしては2番目のカレが勝っていたけど、今回の私の”相手役”にはこれ以上ない程マッチしていた
「じゃあ、結果は直接会ってお知らせってことなので、○○日どう?」
「夜なら空いてる」
「ではその日ね。時間と場所は指定して。あとでメールで送ってくれてもいいわ」
「いや、今指定しよう。…袖をまくって右手を出しな」
「えっ…?」
コイツ、気が付くとキケンな眼になっていた…
「ということは、私の恋人くらい簡単にヤレるわね」
「ああ。容易い」
「じゃあ、あなたにはあと一点だけよ。なんで、今回”応募”してくれたの?」
「…あんたの導いたあのイカレたストーリーが気に入った。まずはそこだ。…オレは海外で散々人を始末してきたが、いくら経験を重ねても慣れみたいなものは生じなかった。むしろ殺す瞬間を繰り返すたび、その興奮度、緊張感は高まっていった。その異様な心理状況では、常に更なる刺激を求めていたんだ」
「じゃあ、あなたも私と同様、刺激中毒者ってことなの?」
「まさにな。…こうやって平和なこの国で暮らしていても、自分の中の危険でダークなケモノの蠢きはずっと消えなかったさ。この手で金のために、何の恨みもない人の命を奪う…。その時の生々しい感触が忘れられず、飢えていたんだ。極限の刺激にな…」
カレは淡々と語っていたが、その両の眼は妖しい閃光を放っていた
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「今夜、こうして実際にあのストーリーの”主演女優”を目の前で拝んで、オレの中に住む刺激を欲するケモノはよだれを垂らしてるよ」
「なら、私のこと、気に入ってくれたのね?」
「ああ…、オレとしては是非、お前とあのストーリーの続きを”演じたい”ぜ」
この言葉を口にした彼が漏らしたアンニュイな微笑には、なんともそそられた
このカレからは、わくわくするような危険の匂いが伝わるわ
いや、それを超えた狂気…
そんなものも見え隠れする男だった
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「…もう一杯、何かいかが?」
「じゃあ、お前が頼むものと同じものをもらおう」
「マルガリータでいい?」
「いいな、最高だ」
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この人は1番目の男の基準値を、すべての面で上回っていたわ
フィーリングとしては2番目のカレが勝っていたけど、今回の私の”相手役”にはこれ以上ない程マッチしていた
「じゃあ、結果は直接会ってお知らせってことなので、○○日どう?」
「夜なら空いてる」
「ではその日ね。時間と場所は指定して。あとでメールで送ってくれてもいいわ」
「いや、今指定しよう。…袖をまくって右手を出しな」
「えっ…?」
コイツ、気が付くとキケンな眼になっていた…