研がれる私/長編エロティックミステリー
四人目の男⑤



最期の男とは、インセインで約30分、”一緒にいた”…

それは、面接という名のふれあいに近かった

カレのドリンクオーダーは、”スクリュードライバー→マルガリータ”の2杯だけ

別れ際、面接最後の男、石神康友は、なんともな危険色の瞳を光らせてこう言った

「お前がパートナー”役”を誰に演じさせようが、オレたち二人の共演はもう始まってるんだ。…じゃあ、当日ジャンクで待ってる」

石神はそのイカレ度に於いて、他の3人を圧倒していたが、今日は終始静かな物腰で、3番目の脂肪付みたいにキワモノ感などはなかった

ただ、不気味なほどの底知れなさのようなものは、強く感じ取れた


***


帰宅後、自室でいつものようにパソコンへ本日のデータ入力を行った後、私は4人のパートナー候補を改めて精査、比較してみた

当初”共演者”に採用は、2番目の本命クンにほぼ決めていたのだが…

でも、その後、私をヒモにしたいと公言したチョイデブのブサ男、殺しのスペシャリストという過去を持つキケンギンギン男と面談し、考えは変わった

誰を採用するかはギリギリまで再考することにしたのだ


***


振り合ってみれば、エントリー4人にカスはいなかった

みな、私の殺しの共犯者になることを志願してきただけあって、各人、それなりに一筋縄ではいかない危険な何かを持ち合わせていたわ

だから私的には、これからのストーリーは4人のうち誰と演じても、実際はOK

後の3人とは、バーチャル外で個別に付き合っていっても構わないし

それによって、究極の刺激を求める私の目的が満たされれば、それでいいのよ

従って、1番手だった及第点のカレを恋人の殺害共犯者にして、そのカレよりいずれもイカレてる3人とは別枠で危険なデートもアリ…

ということで、最終結果は3日後、最初の結果通知で本命クン、石橋ミチヒコと会う前日に決めることとした






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