研がれる私/長編エロティックミステリー
カラクリ④



「賜ってくれるじゃないか、ルイ。だがよう、お前には言われたくねーな。オレ的には中毒イコール奴隷だしな。自分は違うってのか、すきま女優さんよう」

「微妙に違うわね。私の中では」

「たいそうなご答弁だ。まあ、ココはそれでいい。…さあ、そろそろオレを共演者として採用するのかどうか聞かせてくれねえか、面接官さん…」

ここで石神康友は、私に踏み絵を迫ってきた…


***


「…いいわ、あなた採用よ。危険な共演者さん、ひとつ、お手柔らかに。よろしく…」

私は事前から決めていた結論を勿体つけて石神に伝えた

無論、こんなヤバい私でも、ちょっと恐い

既にこの時点で、バーチャルだの戯れだの戯言って、もはやその範疇を超えちゃってるのは暗に承知してたし、私…

だから、とうとう宣言してしまったかという気持ちはあった


***


そんな私の内心を察したのか、カレはニコリとニヤリの中間って感じの、何とも意味アリげな表情を浮かべていた…

さあ、ここで決したわ

コイツとはこれから危険がプンプン臭い漂う、ストーリーの続きを作っていく

一緒に…

それは想像を絶する刺激的なものになるだろう


***


「そうとなったら、お前、覚悟はいいんだな?」

カレからはさっそく来たわ…

それに私も若干の強がりはあったが、すかさずリターンした

「ええ、もとよりよ。マックスの刺激を求めてここへ辿り着いたんですもの」

「”すきま女優の館”を介してってことか…」

「そうよ」

「ルイ…、お前とこれからガッツリの共演関係でヤッていくからには、”すきま女優の館”ってサイトの実態を説明しとかねえとな。やっぱな…」

それって…

どういうこと…?





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