研がれる私/長編エロティックミステリー
詰めは爪で②



私はニヤリとした顔のまま続けた

「…したら、あの人さ、即首を横からタテに振ったわ。私はあなたにもそのやり方、何ら躊躇など持ち合わせていない。さあ、首をタテに振ってちょうだい」

「いやよ!私、帰るから!」

女はドアを開けようとするが、当然ロックしてある

「ちょっと、開けなさいよ!」

私は再びバッグに手を突っ込み、次のグッズを手にした…


***


「うっせーんだよ、テメー!」

ここで私は、いきなり大声で女に向かってどなりつけてやった

そして右手を大きくかざし、その手にしたものを勢いよく突きおろした…

”ブスッ…!”

「ギャーッ!!」

私は右手で掴んだ果物ナイフを女の両膝の中間めがけて、上からぶっ刺してやったわ

ナイフは女が咄嗟に開いた両足の間からスカートを貫通し、座席シートに突き刺さった

女は目ん玉飛び出そうなくらいたまげて、固まっていた(笑)


***


「な…、何するのよ、あなた…!!」

「いいか、よく聞きなさいよ!そのナイフ、数年前に元カレの家に乗り込んで振り回してさ…、ムショ行きになった時のもんさ。そん時だって、どタマに来てたから、そいつぶっ刺してやろうと思ったけど、家族総出で止められて…。まあ、人殺しにならないですんだわ。でも、そんなこと、私は別に平気なんだよ!なんなら、ここでアンタをメッタ刺しにしてもいいだよ!」

「う…、ううっ…」

コイツ、脂汗かいて明らかにビビってるし…

そう見た私は、さらに追い打ちで畳みかけることにした


***


「…アンタと高石の”先日”は録音してある。しっかりゆすってんじゃん、アンタ。どうせ、その飲み屋のセフレだってグルなんだろう?…カレがその証拠を警察に持って行けば、アンタ、脅迫罪だよ。無論、私もだけどね、はは…。でも、私は一度ブタ箱入ってるし、別にどーってことないわ。いっそ、アンタをぶっ殺すってのだって、何らハードルなどないよ」

もはや、女はワナワナと震えている…

「あー!!どうすんだよ!」

”グイッ!”

私は女の肩に上半身を押し付け、そいつのスカート越しに股間を掠めて突き刺し状態となっていたナイフの柄を右手で更に押し刺した

はは…、またも条件反射的に腰をひょっと浮かしてびっくりしてる

ひょっとして、オシッコちびってるかもね(笑)

私の愛車、汚すなよ!






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