素直になれないお姫様の初めてのベッド事情
「僕にとって最後のお姫様だから」

そう笑う王子様の優しい表情に、安堵して、私は、ほんの少しだけ勇気を出す。

素直というなの小さな勇気。

「……末永く……面倒みてよね」

「仰せのままに」

千歳の頬に触れれば、千歳も私の頬に触れる。 

目と目が合えば、やっぱり、まだ照れくさくて、互いに見つめ合ったまま笑った。

それでも手を伸ばして温もりを確かめて、唇で触れ合う事がやめられない。

私たちは、その夜ベッドの上で何度も誓いのキスを繰り返した。

素直になれない私だけど、せめて、ベッドの上では、ううん、貴方の前だけでは、可愛いお姫様で居られるように、精一杯努力するから。


だからね、ずっとずっと側に居て。 

もう、ひとりぼっちにしないでね。

私の愛しい、意地悪な王子様。


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