壊れるほどに愛さないで
ふと、和の言葉が頭をよぎる。
雪斗の元恋人ってどんな人だったんだろうか。
雪斗と誰かも分からない元恋人が寄り添って眠る姿が頭によぎりそうになって、私は、目の前の雪斗から視線を外すと、もう一度写真を眺めた。
男女あわせて50人弱いるだろうか。雪斗の恋人もこの中にいたりするのだろうか。
「美織は、大学時代サークル入ってたの?」
「あ、ううん、体が丈夫じゃなかったから、図書館に入り浸りだったの」
「あ、もしかして……それで、病院行ってたの?」
「うん……実は……4年前に心臓移植を受けてて。それで、病院で定期的に診てもらってるの」
雪斗は、真剣な顔をすると、少しだけ前のめりになった。
「そっか……話してくれてありがと。えと、今日の過呼吸ってもしかして、発作?だった?俺、てっきり過呼吸かと思って……ごめん、救急車のが良かったかなって……」
「あ、違うの。記憶発作って言うらしくて、脳が、前の心臓と勘違いしたりして、起こるみたいで……えと、過呼吸の時の対応で治まるから、今日は、背中摩ってくれてありがとう」
雪斗が、眉を下げて口元だけで笑った。
雪斗の元恋人ってどんな人だったんだろうか。
雪斗と誰かも分からない元恋人が寄り添って眠る姿が頭によぎりそうになって、私は、目の前の雪斗から視線を外すと、もう一度写真を眺めた。
男女あわせて50人弱いるだろうか。雪斗の恋人もこの中にいたりするのだろうか。
「美織は、大学時代サークル入ってたの?」
「あ、ううん、体が丈夫じゃなかったから、図書館に入り浸りだったの」
「あ、もしかして……それで、病院行ってたの?」
「うん……実は……4年前に心臓移植を受けてて。それで、病院で定期的に診てもらってるの」
雪斗は、真剣な顔をすると、少しだけ前のめりになった。
「そっか……話してくれてありがと。えと、今日の過呼吸ってもしかして、発作?だった?俺、てっきり過呼吸かと思って……ごめん、救急車のが良かったかなって……」
「あ、違うの。記憶発作って言うらしくて、脳が、前の心臓と勘違いしたりして、起こるみたいで……えと、過呼吸の時の対応で治まるから、今日は、背中摩ってくれてありがとう」
雪斗が、眉を下げて口元だけで笑った。