壊れるほどに愛さないで
瞼に感じる、朝日の光に気づいて、ゆっくりと瞳を開く。目の前には、私を抱きしめたまま、静かに呼吸を繰り返す雪斗の姿があった。

私は、そっと、雪斗の頬に触れる。

「雪斗……」

雪斗の寝顔を見ながら、起こさないようにそっと起き上がると、ベッド脇に散乱している洋服達を見て、急に恥ずかしくなる。

(昨日……雪斗と……)

私は、自分の素肌を見下ろすと、慌ててキャミソールを身につけ、ベッドサイドから立ちあがろうとした。その途端に、大きな腕が伸びてきてあっという間に、元居た毛布の中へと抱き込まれる。

「どこいくの」

雪斗の少し高めの甘い声が、くすぐったい。

「朝ご飯、というか、もうお昼だから、お昼ご飯作ろうかなって……」 

「何、作ってくれんの?」

雪斗が、後ろから私の首筋に、唇を這わせると、すぐにチクンとした。

「っ……雪斗、だめだよ」 

雪斗の方を振り返れば、雪斗が、悪戯っ子のように瞳を細めて笑った。

「何でだめなの?美織は、もう俺のでしょ」

ベッドの軋む音がして、あっと言う間に、雪斗に組み伏せられる。そして、すぐに雪斗は、私が着たばかりのキャミソールを捲り上げると、唇を塞いだ。軽く触れた口づけは、角度を変えながら、深くなる。私の身体は、昨夜の雪斗をしっかり覚えていて、すぐに芯が熱くなってきた。

「ンンッ………雪斗」

「まだ……美織が欲しい」 

雪斗の指先は、するりと私のナカに入ってくると、ダメな場所を強く擦り上げた。
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