六月の月に愛を誓う。
「ちょ、しーっ!声大きい!」

「あはは、ごめんごめん。…あのさ、美緒」


ふと、梨花が笑顔を消すと真面目な顔になった。


「ん?」

「…いや、デート、楽しんでね!」


ぱっとまた笑顔になった梨花に少し不思議に思ったが、深く考えずにありがとうとだけ返した。





「水族館とか、小学生ぶりかも!」


無邪気にはしゃぎながら大きな水槽に駆け寄る律希が可愛くて、同時に微笑ましくなる。


「美緒先輩、イルカショーあるって!行こ!」


私の手を取って色んな場所に連れて行ってくれる律希に、いつになっても飽きることはないんだろうな、とふとそう思った。


「最前列取れてよかった!あ、来たよイルカ!」
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