エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む

 昴さんは息をすっと吸い込んで続けた。

「飛行機の話しの続きをさせてくれ」
「……はい」

「俺は勉強と診療ばかりで女性の扱いには慣れていない。俺の中で女性はずっと香澄だけだしな。だから、教えてほしいんだ。香澄の気持ちを」

 そんなの、言っても仕方のないことだと、最初から言わなかった。
 言うだけで迷惑をかけるんじゃないかって怖かった。

「香澄が悩んでることは一緒に抱えたいんだ」

 昴さんが加える。
 そして髪を撫でた。
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