エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
「でも最近、連と香菜の関係を見てても思うんだが、兄妹ってああいうかんじなんだな。あんなに小さいのに、連は連なりに香菜のことを心配してるし。俺は、兄弟もいないし分からなかった」
「そうだな」
「それに香菜のことは、俺が認めたやつにしか渡さないし、たぶん誰が来ても認められないんだろうなと思う。連もそうなのかな」
昴が言って、俺は遠くを見つめる。
「俺もそういう気持ちだったんだぞ……?」
(やっとわかったのか……)
そう考えていると、昴ははっきりと言った。
「香澄の場合は、相手の俺がどこをどう切り取っても間違いない相手だったから良かっただろ」
「……その自信だよ」
「だって間違いなく一番香澄を愛してるし」
確かにそうかもしれない。というか間違いなくそうだ。
病院の体制まで変えた昴の気持ちの強さには驚きしかなかった。
それが分かっているから、認めるしかなかったんだよ。