エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
 でもなにか負けたようで言い足りなくて、思わず続ける。

「そういうことを恥ずかしげもなく言うから、連がああなるわけだ」

 俺が呟くと、何のことか察したように昴が言う。

「香澄も昔あまりそういうことを言わなかったし、お前ら兄妹はほんと口に出さないよな。まぁ、香澄は顔に出やすいけど、神也はそうでもないし」

 首をかしげると、昴は言った。

「特に神也の場合、自分の気持ちはもっと言わないと伝わらないぞ?」

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