エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
次の日の朝、勤務を終えて家に戻ると、小春がすぐに出迎えてくれた。
「小春」
顔を見るなりほっとして、思わず抱きしめてしまう。
「なに? どうしたんですか?」
「あらためて、昨日はありがとう。香澄も嬉しそうでよかった」
「私も久しぶりに香澄さんに会えてうれしかったですよ」
遠慮しないようにそう言ってくれる彼女がやけに愛しく思えて、それで思わずキスをしてしまう。
「んぅっ……」
唇が離れた瞬間、『特に神也の場合、自分の気持ちはもっと言わないと伝わらないぞ』なんて昴の声を思い出して、つい言葉がでた。
「俺は小春が好きだ。……愛してる」
「え……。う、浮気したの?」
「なんでだっ」
思わずつっこむと、小春は少し顔を赤くしながら、楽しそうに笑う。