内緒の双子を見つけた御曹司は、純真ママを愛し尽くして離さない
一刻も早く妊娠していないことを確かめて安心したくなり、果歩は急いで会計をすませて自宅に駆け戻った。
すぐにトイレに入り、説明書通りに検査薬を使って一分待ち――。
スティックの判定窓にははっきりと妊娠反応を示す赤紫色のラインが浮かんでいた。
震える手からスティックが滑り落ちる。
(卓也さんの子供が、私のお腹に……)
ふらふらとトイレを出て、ラグに膝を抱えて座った。
なにも考えらないほど混乱して目の前が暗くなり、巨大な不安に押し潰されそうになっていた。
同じ姿勢のまま、「どうしよう」と呟くだけの数時間を過ごし、やっと現実を受け入れて思考が回りだした。
(どうしようって言っていてもなにも変わらない。なんとかしないと。卓也さんに知らせる? どんな顔をするだろう。驚いて、それから……責任取って結婚するって言ってくれるかも)
淡い期待が膨らみかけたが、直後に首を横に振ってため息をついた。
すぐにトイレに入り、説明書通りに検査薬を使って一分待ち――。
スティックの判定窓にははっきりと妊娠反応を示す赤紫色のラインが浮かんでいた。
震える手からスティックが滑り落ちる。
(卓也さんの子供が、私のお腹に……)
ふらふらとトイレを出て、ラグに膝を抱えて座った。
なにも考えらないほど混乱して目の前が暗くなり、巨大な不安に押し潰されそうになっていた。
同じ姿勢のまま、「どうしよう」と呟くだけの数時間を過ごし、やっと現実を受け入れて思考が回りだした。
(どうしようって言っていてもなにも変わらない。なんとかしないと。卓也さんに知らせる? どんな顔をするだろう。驚いて、それから……責任取って結婚するって言ってくれるかも)
淡い期待が膨らみかけたが、直後に首を横に振ってため息をついた。