王子様の溺愛は、とことん甘い【クリスマスSS】

「かしこまりました」



柏木は一礼すると、無駄のない動きですぐさま父さんの元へと向かった。



柏木はほんとに優秀なのに、一つのことに集中する癖がある。



今回はそれがいけなかったんだろう。



あとで言って聞かせなくては。



「芙羽梨、ちょっとここから移動しよっか」



「へっ…?」



芙羽梨の返事も待たずに、芙羽梨の体を持ち上げる。



何が起こったのかわからないという表情で、されるがままの芙羽梨。



俗に言う「お姫様抱っこ」というものをしたのだ。


周りはザワついている。

< 31 / 45 >

この作品をシェア

pagetop