主役になれないお姫さま
「2人で何してるの?」
振り返ると経理の山田さん。そう、佐々木先輩と結婚した同期の沙織ちゃんが声をかけてきた。
メールアドレスやアカウントの変更が面倒だからと、沙織ちゃんは旧姓のまま仕事を続けていた。
「山田さん、お疲れ様です。佐々木先輩とは偶然ここで会っただけです。」
沙織ちゃんの目がキツくなった。
「ウチの主人に何が御用??」
「…沙織。」
佐々木先輩が私に突っかかる沙織ちゃんを止めようと声をかける。
「本当に偶然居合わせただけなの…。」
真実を伝えているのだが、私を睨みつける表情は変わらない。
いつの間に彼女にこんなに嫌われてしまったのだろう…。
「まだウチの主人の事が好きなの?私達、結婚しているの。人の物に手を出すなんて最低ね。」
「おいっ!止めろ!」
佐々木先輩が完全に止めに入る。
「本当に何もないの。失礼します。」
「ちょっと!逃げる気!?」
これ以上2人に巻き込まれても不快になるだけなので、2人を置いてオフィスに戻った。
『まだウチの主人の事が好きなの?』って、私と佐々木先輩が付き合ってた事、沙織ちゃんは知ってたのかなぁ…。
結婚するくらいの仲なんだから、先輩が話したのかもしれない。
デスクに戻りPCに向かって仕事をしていると、先輩が戻って来た。
そして、珍しく『沙織がすまなかった。妊娠してからナーバスになってるみたいで…。』と頭を下げてくれた。
振り返ると経理の山田さん。そう、佐々木先輩と結婚した同期の沙織ちゃんが声をかけてきた。
メールアドレスやアカウントの変更が面倒だからと、沙織ちゃんは旧姓のまま仕事を続けていた。
「山田さん、お疲れ様です。佐々木先輩とは偶然ここで会っただけです。」
沙織ちゃんの目がキツくなった。
「ウチの主人に何が御用??」
「…沙織。」
佐々木先輩が私に突っかかる沙織ちゃんを止めようと声をかける。
「本当に偶然居合わせただけなの…。」
真実を伝えているのだが、私を睨みつける表情は変わらない。
いつの間に彼女にこんなに嫌われてしまったのだろう…。
「まだウチの主人の事が好きなの?私達、結婚しているの。人の物に手を出すなんて最低ね。」
「おいっ!止めろ!」
佐々木先輩が完全に止めに入る。
「本当に何もないの。失礼します。」
「ちょっと!逃げる気!?」
これ以上2人に巻き込まれても不快になるだけなので、2人を置いてオフィスに戻った。
『まだウチの主人の事が好きなの?』って、私と佐々木先輩が付き合ってた事、沙織ちゃんは知ってたのかなぁ…。
結婚するくらいの仲なんだから、先輩が話したのかもしれない。
デスクに戻りPCに向かって仕事をしていると、先輩が戻って来た。
そして、珍しく『沙織がすまなかった。妊娠してからナーバスになってるみたいで…。』と頭を下げてくれた。