微妙にHではない恋愛@異文化交流物語・魔法の恋の行方シリーズ7・アラゴンとアクア
「待っていてね、
ミルクを持ってくるから」

アクアは小走りで、部屋から出て行ったので、
子猫は、すぐにテーブルの上に飛び乗った。
諜報活動をしなくてはならない。

「勉強・・していたのか・・・」
魔族の歴史関係の本が、積まれている。

フェアリーランドになったならば、アクアはどうなるのだろうか・・・
子猫は手先をなめて、考えていた。

「ピンクちゃん、お待ちどうさま」
アクアは、小さな器を絨毯の上に置いて、テーブルの上にいる、
子猫をそっとおろした。

子猫は、喉が渇いていたので、
小さな舌でミルクを、ぴちゃぴちゃ飲んだ。

「全部飲んだら、お口、きれいきれいしましょうね」
アクアが、膝の上に子猫をのせて、布で口を拭いた。

「肉球かわいーーーい。
ピンクでぷくぷくしているのね」
アクアは子猫の手を、ふにゅふにゅと触りまくる。

グゲゲゲゲゲゲ!!!!
これは、なんだ?
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