私が恋した10人の男たち



こーちゃんは至って真剣な顔で
私に服を脱いでって言ってる。


A○男優かお前は。


でもきっと童貞なりに色々考えたんだろう…


こんな真剣な顔してるのに笑ったら失礼だ。


それにこの空気が壊れるとまた最初っからやり直し。


笑いそうになるのを必死に抑えながら
とりあえず恥ずかしいフリをして


「うん…」


笑いを堪えながら後ろを向いて服を脱いだ。


さすがに全部脱ぐのはちょっとなと思ってとりあえず下着姿になった。


脱ぎ終わってどうにか平常心を保ちながらこーちゃんの方に向き直す。


するとこーちゃんはいつの間にか全裸になっていてまた正座してこっちを見ていた。


大事な場所は天井を向いていた。




「……ブフッ!!……フゥー、フゥー、フゥー」←限界w




笑いを必死に我慢し過呼吸のようになりながら私は下を向いていた。


やめろwww


笑い死ぬwww


その感じでなんでフツーで居られるのwww


「え?マミは全部脱がないの?」


あ、全部脱ぐのが正解だったのね。


ごめんねww
空気読めなくて私がww


「とりあえず恥ずかしいから
こーちゃんに脱がしてもらおうかなーと…」


ちょっと恥ずかしい風に言う私。


「え、もう布団入るから脱いで?」


でも自分の中での手順があったらしい。


はいはい脱ぎますね、
台本読んでなくてすみません監督。


と思いながら下着を脱いで布団に入った。


ベットに入るとこーちゃんは





「…じゃあ、まずは前戯から!」





イってみよう!みたいなテンションで
私に覆いかぶさってきた。



もはや監督にしか見えなくて草www
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