私が恋した10人の男たち
エステサロンや美容院以外で初めて手順の確認をされた。
撮影中のA○女優か私は。
もうどうにでもなれ!
こーちゃんの好きなようにしていいぞ!
と私は思っていた。
ベットの中で再び深いキス。
未経験と言っても男だし、だいたいの流れは分かってるみたいだし大丈夫だろう。
間違えてたり、痛かったら言えばいいし。
なんて気楽に考えながら前戯に身を任せようとした。
が、
急に私の下半身の方に顔を近付け
私の両肩にこーちゃんの足が近付いてきた。
( ゚д゚ )!!!
「は?!え!!ちょっと待って!!!!」
ハッとした私は全力で押しのけた。
「え?!ビックリした!なに?!どうした?!」
と焦りながらこっちに戻ってきたこーちゃん。
いやこっちがビックリだわwww
いきなりなにしようしてんだよwww
「いやこっちのセリフなんだけど!」
「え?!」
なにが?!って言いながら何にビックリしてるのか全く分かってないポンコツ。
マジか……
「いや、あの、その今のさ…」
くそぅ…
さすがにその単語は女の私からは言いづらいな。
「え?今の?〇〇?」←だとしても逆だったけど
「そう、それ。いきなりすぎじゃない?」
「え?そうなの?」
「いやそうでしょ!」
未経験って、未知って、、
怖えぇ…
「え!じゃあ最初なにからするの?」
ええぇぇえぇ…それ私に言えと?
逆にそれから始めて
どう進めるつもりだったのか謎。
こんなポンコツに
好きなようにさせようだなんて思った3分前の自分が怖すぎる。
よし、言い方を変えよう。
「…じゃあどうして今のしようと思ったの?」
「え、だって先輩がまずは〇〇からって…」
だからなにその先輩w
何者なのw
怖いわw
「もしかして流れとかもその先輩に聞いたの?」
「まぁ、うん///」
急に恥ずかしそうにするな。
いきなりそれから始めたくせに。
「ちなみにその先輩に聞いた流れ言ってみて」
「え、恥ずかしくね?さすがに…」
何を今更言ってんだよ。
「大丈夫、私は経験あるから」←
「あ、そっか」
なんのそっかなのそれw
そんな感じでこーちゃんにその先輩から教えてもらったっていう事の流れを聞いて唖然。
初戦で要らない要素多すぎだろ。
てかA〇の見すぎ。
そんな始まりと終わり真逆みたいな行為したことないわ。
こーちゃんは至って真剣に身振り手振りつけながら言われたことを事細かに説明してくれた。
「おっ○いはこう…優しく…こう…みたいな」
裸の私を目の前にして自分自身の胸元に手を置いて説明してくる。
私は何を見せられてるのだろうか。
てかなにその触り方。
乳搾りでもするんかお前は。
「…とりあえずわかった」
「え、うん?」
一通りの流れを聞いた私は溜息混じりでこーちゃんに言った。
「…とりあえず、全然違うから全部忘れて」
「え?」
「…それで私が教えるから」←
「え?!」
「じゃなきゃシたくない」
「え!!わかった!!じゃあ教えて!!」
必死w
え!しか言ってないw
「ちなみにさ、服脱ぐときに
脱いでみよっか?って先輩に教えてもらって言ったの?さっき」
「え?それは動画だけど…なんで?」
「……いや…わかった」
そこだけ独学なんかい。
もうそれは突っ込むの後でいいや。
めんどくさい。
「とりあえずするならしよ」
「うん、じゃあ、お願いします!」
「とりあえずもう布団入ろ。寒い」
2人して真夜中に全裸で正座で…
私は何をしているのだろう。