私が恋した10人の男たち


ぶっちゃけ、しながら流れを説明するのは
女の私は死ぬほど恥ずかしい。


でも任せるのが怖すぎるポンコツの為に
羞恥心を捨てて流れを教えた。


流れを一通り教えて後は慣れだなと思いながらそろそろかな?って辺りで、


「…もういいよ?」


と私が言うと意味が分かったのか


「うん!!!」


この空気には似合わないくらい元気な声で返事をしてなにやら枕元をガサガサしだした。


あ、ちゃんとそーゆーのは用意してあるのか。


一応持ってきてたけど要らないみたい?


と、安心したのも束の間。



ポンコツが取り出したソレを見て
私は目を見開いた。



「…え!ちょっと待って!今度はなに?!」


また体ごと起き上がった。




いつ終わるねん。←




「え?なにって?コレ?なんで?」


「いや!うん!それ!それ何に使うの?」


「え!だって入れるでしょ?だから」


もうその【だから】が怖いwww


なになになになにwww



こーちゃんが取り出したのは容器に入ったジェル状の水みたいな、アレ。


そーゆーホテルとかによくある、アレ。


ソレを今まさに手に出そうとしてるところで私は思いっきりストップをかけた。


なにするつもりか聞くのも怖いんですが…



「それをどう使おうとしてるか言って!」


「え、だから俺のピーに塗ってから入れるんでしょ?」


……ぬ、塗る?……だと?


「え?〇〇は?」←必需品


「え?それは2回目からでしょ?」


「………は?」


「最初って〇〇無しでするんでしょ?」


「……は?」


「……え?」


え、え、え、


なにその怖すぎる着地点。


2回目から?え?は?


私は頭の中が???だらけ。


もう意味が分からんww
なんやねんww


なにがどうなってそうなったの?


初戦で〇〇は要らなくて?


2回目以降は必要?


え?なにそれ?え?


とりあえずそれが意味分からずびっくりしてたけど…


ピーに塗ってから〇〇を使うつもりだったとしてもおかしいけどwww


今ソレの必要性の無さwww


私は色んな事で頭がパニックだった
どういうことでそうなったんだろう彼の脳内は。




はっ!………



まさか…………



「…それって誰に聞いたの…?」


「え……先輩」







恐ろしすぎる先輩という名の壁。
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