絶叫、そして契り/『ヒート・フルーツ』第1部終盤エピソード特別編集版❣
赤い狂犬のリベンジ、麻衣の骨をボキる!~オリジナルバージョン/その7
「ほんごー、貴様よう…、あの夜テメーの身内だが知れんが、やー公に私を拉致させ、金属バットで骨一本ボキった。そのコトを今、土下座して謝罪し、お前も骨一本差し出すと言った。だがよう、同時に自分ら一年坊で治め切れんから、あんな仕打ちをしたお前がだ、この私にまた南玉の総長に戻れってか?ブラックジョークだろーが!これよう…」
「…」
「ここまでコケにされて、首をタテに振れると思うかよ、おい!あまりの厚顔無恥だろ。ここにいる連中も納得いかないさ。本郷、どうなんだよ!」
語気は強かったが、赤い狂犬は意外にも冷静だった
...
「…先輩、私があなたにあんな蛮行にまで及んだのは、あの夜の火の玉川原では横田の怒りを極限まで引き出したかったからです。ヤツには私を殺す覚悟で立ち向かってきて欲しかった…。実際、横田はその気構えで私と戦い、ああいう結果になりました」
狂犬は一瞬たりとも麻衣の目から視線を外さない…
「ほんごー、貴様よう…、あの夜テメーの身内だが知れんが、やー公に私を拉致させ、金属バットで骨一本ボキった。そのコトを今、土下座して謝罪し、お前も骨一本差し出すと言った。だがよう、同時に自分ら一年坊で治め切れんから、あんな仕打ちをしたお前がだ、この私にまた南玉の総長に戻れってか?ブラックジョークだろーが!これよう…」
「…」
「ここまでコケにされて、首をタテに振れると思うかよ、おい!あまりの厚顔無恥だろ。ここにいる連中も納得いかないさ。本郷、どうなんだよ!」
語気は強かったが、赤い狂犬は意外にも冷静だった
...
「…先輩、私があなたにあんな蛮行にまで及んだのは、あの夜の火の玉川原では横田の怒りを極限まで引き出したかったからです。ヤツには私を殺す覚悟で立ち向かってきて欲しかった…。実際、横田はその気構えで私と戦い、ああいう結果になりました」
狂犬は一瞬たりとも麻衣の目から視線を外さない…