絶叫、そして契り/『ヒート・フルーツ』第1部終盤エピソード特別編集版❣
その4
真樹子
「なら、サシで会いなさい。セットは私らでするから」
「いえ…、あっち側の頭数がある程度揃ってる場でやります。でないと、意味ないんですよ」
「あのね…、この際そんなことに拘ってたら、どんな目に遭わされるかわからないって。恨み骨髄なのよ、あの狂犬は。ヤツを甘く見ちゃダメよ!」
私は思わず、麻衣さんの膝辺りに手を当てて、強い口調で質したわよ
そしたら、三田村さんがマジ顔で私に言ったわ
...
「マキ、この子にそんなこと言ったってムダだよ。…でも麻衣、数人は後方待機させた方がいい。アンタが何考えてるかはわからないし、誰が止めても自分の思った通りに行動するだろうから、それはしょうがない。だけどさあ、どう考えても無傷でその場は済まないんだよ!ならね…。言ってる意味わかるだろう、麻衣?」
「…」
麻衣さん、無言で俯いてる
「…わかりました。出向く時はあらかじめ知らせますので…。ただし、3人まででお願いします。絶対に決着の場には立ち会わないこと。これが条件になります」
「どうですかね、三田村さん…」
私は正面の三田村さんに伺いを立てたわよ
「それで行くしかないだろう。…まあ、帰りはバイクって訳行かないんだから、私が車出そう。あとは久美と静美だね。その3人で文句ないね、麻衣!」
「はい…、よろしくお願いします」
驚いた!
この深海魚が自ら出張るなんて…
...
「…じゃあマキ、それで手配頼むよ」
「了解です。…ああ、三田村先輩、ありがとうございます。ひとつ、よろしくお願いします」
「あー、大丈夫だよ。久美と静美にも貴重な体験にさせるから…」
参った…!
やる時はやる…
今更ながら懐が深いわ、三田村峰子って女…‼
真樹子
「なら、サシで会いなさい。セットは私らでするから」
「いえ…、あっち側の頭数がある程度揃ってる場でやります。でないと、意味ないんですよ」
「あのね…、この際そんなことに拘ってたら、どんな目に遭わされるかわからないって。恨み骨髄なのよ、あの狂犬は。ヤツを甘く見ちゃダメよ!」
私は思わず、麻衣さんの膝辺りに手を当てて、強い口調で質したわよ
そしたら、三田村さんがマジ顔で私に言ったわ
...
「マキ、この子にそんなこと言ったってムダだよ。…でも麻衣、数人は後方待機させた方がいい。アンタが何考えてるかはわからないし、誰が止めても自分の思った通りに行動するだろうから、それはしょうがない。だけどさあ、どう考えても無傷でその場は済まないんだよ!ならね…。言ってる意味わかるだろう、麻衣?」
「…」
麻衣さん、無言で俯いてる
「…わかりました。出向く時はあらかじめ知らせますので…。ただし、3人まででお願いします。絶対に決着の場には立ち会わないこと。これが条件になります」
「どうですかね、三田村さん…」
私は正面の三田村さんに伺いを立てたわよ
「それで行くしかないだろう。…まあ、帰りはバイクって訳行かないんだから、私が車出そう。あとは久美と静美だね。その3人で文句ないね、麻衣!」
「はい…、よろしくお願いします」
驚いた!
この深海魚が自ら出張るなんて…
...
「…じゃあマキ、それで手配頼むよ」
「了解です。…ああ、三田村先輩、ありがとうございます。ひとつ、よろしくお願いします」
「あー、大丈夫だよ。久美と静美にも貴重な体験にさせるから…」
参った…!
やる時はやる…
今更ながら懐が深いわ、三田村峰子って女…‼