初恋と約束が叶う未来まで
  高校を卒業して、私は看護師になった。
  4年間色々あったな〜。

  今日は4月1日。
 2ヶ月後に27歳になる。

 「あっ!夕栖ちゃん!」

  私達を後ろから呼ぶのは、この病院の副医院先生。美人だけど容赦ないと有名な未来先生。

 「あの子に今日あった?」

 「いえ…まだです」

 「今日に限って外来めちゃくちゃ混んでるもんね〜。夕栖ちゃん待たせた、あの子が悪い!ざまぁ見ろって感じよ!」

  一気に話し終わると看護師に呼ばれて病室に向かった。

 会った時に成長してたかった。今の私は、成長出来てるのか分からない。

  「いけない!カンファレンスとミーティングがあったんだった!忘れるところだった…。」

  私は、慌ててナースステーションに戻る。
  戻ったわたしの目には、待ち焦がれた相手が映る。

  院長先生や未来先生の話は、果たして耳に入っていたかは分からない。
 ずっと目を奪われていた人が前に出て来た。

  「皆に紹介しておくわね!院長先生と私の息子で橘央輔と言うの。今日から跡取りとして皆と一緒に働くのでよろしくお願いします!」

  未来先生は央輔の背中をバンっと叩く。

 「橘央輔です。今日から宜しくお願いします。」

  今、目があった?

 「息子だから跡取りだからと遠慮しなくいいから。皆頼むよ。以上で終わり!」

  院長先生の終わりと共に看護師達が央輔を見ながら、ざわつき始めた。

  覚悟はしていたけど、目の当たりにすると結構ショックかも……。
 
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