敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
殿下はこう言ってくれたけど、彼女たちの目が言葉より雄弁に『邪魔だ』と告げていた。
「……では、お言葉に甘えてご一緒させていただきます」
ものすごく居た堪れないが、殿下の手前あまり頑な態度を取るのもよくないと思い、ひとまず頷く。
すると直後、ブリジッタ様が私に射貫くような視線を向け、イベンヌ様は親の仇でも前にしたように睨みつけてくる。
ひぃっ。この後すぐに退散するから待って……!
「その前に、少し喉が渇いてしまって。飲み物を持ってまいりますね」
殿下が止めるより前にくるりと背中を向け、足早に広間の奥に設えられた飲食スペースに向かう。
私だって空気は読むのだ。
「おい……!」
「ジークお兄様! 私、今夜の舞踏会に先立って何度も政務室を訪ねたんですのよ。なのに兄様はいつも不在で、やっと会えましたわ。今夜は絶対、私と踊ってくださいませね?」
殿下はなにか言いかけていたけれど、イベンヌ様に噛みつくような勢いで話しかけられて、私を追ってはこなかった。
「……では、お言葉に甘えてご一緒させていただきます」
ものすごく居た堪れないが、殿下の手前あまり頑な態度を取るのもよくないと思い、ひとまず頷く。
すると直後、ブリジッタ様が私に射貫くような視線を向け、イベンヌ様は親の仇でも前にしたように睨みつけてくる。
ひぃっ。この後すぐに退散するから待って……!
「その前に、少し喉が渇いてしまって。飲み物を持ってまいりますね」
殿下が止めるより前にくるりと背中を向け、足早に広間の奥に設えられた飲食スペースに向かう。
私だって空気は読むのだ。
「おい……!」
「ジークお兄様! 私、今夜の舞踏会に先立って何度も政務室を訪ねたんですのよ。なのに兄様はいつも不在で、やっと会えましたわ。今夜は絶対、私と踊ってくださいませね?」
殿下はなにか言いかけていたけれど、イベンヌ様に噛みつくような勢いで話しかけられて、私を追ってはこなかった。