敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
 飲み物だけじゃなくて軽食もこんなにたくさん……!
 白いクロスがかけられた長いパーティテーブルいっぱいにピンチョスやカナッペ、色とりどりのプティフールにひと口大のサイズに飾り切りされたフルーツ、手軽につまめるように工夫されたメニューがずらりと並んでいた。
 甘い物を口にする機会に乏しかった私の目が、宝石のようなプティフールに留まる。
 するとその時。横から数種類のプティフールが奇麗に盛られた皿がスッと差し出され、優しげな声がかかる。
「《美しいお嬢さん、よかったらいかがかね?》」
 ビクッとして横を見上げると、白いお髭を蓄えたダンディなおじ様が……って!
「ノーム爺!?」
「《ふぉっふぉっ。嬢ちゃんの好みそうな物を見繕っておいたぞい》」
 ノーム爺は皿を持つのと逆の人差し指を口もとにあてシーッとジェスチャーで示し、悪戯っぽく片目を瞑ってみせた。
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