敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
慌てて口を噤んだけれど、人間サイズ──それもスラリとした長身のとびきりの美中年に変貌を遂げている!──で現れたノーム爺を前にして驚きが隠せない。
私を見下ろす琥珀色の目は大人の余裕に溢れ、目尻に寄った小さな皺は優しげだ。熟成した男の色香を湛えたノーム爺は、文句なく魅力的だった。
「なんでノーム爺がここにいるの? どうやって大きくなったの? それに、その恰好はどうしたの?」
ひそめた声で矢継ぎ早に問いかける私に、ノーム爺は朗らかに笑う。
「《ふぉっふぉっ。これを食べながら順を追って話そう。テラスがいいじゃろう》」
ノーム爺は私の腰にそっと手をあて、テラスへと誘った。洗練されたその所作に、彼の本質が垣間見える。精霊たる彼は、ただの気のいいお爺さんではあり得ない。本来彼は……いや、彼らは私の手が届かない神聖な存在なのだ。
広々としたテラスは屋根がなく、夜にも関わらず星々の光と等間隔に灯されたランタンで十分に明るい。私たちは大広間を背にして、庭に面したベンチに並んで座った。
私を見下ろす琥珀色の目は大人の余裕に溢れ、目尻に寄った小さな皺は優しげだ。熟成した男の色香を湛えたノーム爺は、文句なく魅力的だった。
「なんでノーム爺がここにいるの? どうやって大きくなったの? それに、その恰好はどうしたの?」
ひそめた声で矢継ぎ早に問いかける私に、ノーム爺は朗らかに笑う。
「《ふぉっふぉっ。これを食べながら順を追って話そう。テラスがいいじゃろう》」
ノーム爺は私の腰にそっと手をあて、テラスへと誘った。洗練されたその所作に、彼の本質が垣間見える。精霊たる彼は、ただの気のいいお爺さんではあり得ない。本来彼は……いや、彼らは私の手が届かない神聖な存在なのだ。
広々としたテラスは屋根がなく、夜にも関わらず星々の光と等間隔に灯されたランタンで十分に明るい。私たちは大広間を背にして、庭に面したベンチに並んで座った。