敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
前半のダンスタイムをまるまるディーノと踊って過ごしてしまった。パートナーである殿下と踊ることはおろか一緒に会場内にいることすらしなかった。私の取った行動は殿下に対しあまりにも失礼だ。厳しく咎められて当然だった。
「なに、気にするな。舞踏会は今夜だけではない。おかげで次の楽しみができた」
「……ジークフリード殿下」
殿下の優しさに胸が詰まった。
私への気遣いに満ちた台詞は、これまでもらったどんな品物より厚遇より私の心を震わせた。
「その代わり、次の時は必ず俺と踊ってくれ。約束だ」
愛しい想いが湧き上がる。
「はい、必ず」
じんわりと胸に、恋という名の火が灯る。
今はまだ芽生えたばかりのほんの小さな灯。けれど、このまま彼と同じ時間を重ねていったら、いつの日か小さな灯は胸に収まりきらない大きさへと膨らんで、私を焼き切ってしまうのではないか……。
兆した恋に戸惑いと恐れ、そして不可思議な高揚を覚えた。しかし同時に、彼の唯一無二となり得ない現実が私を打ちのめす。
「なに、気にするな。舞踏会は今夜だけではない。おかげで次の楽しみができた」
「……ジークフリード殿下」
殿下の優しさに胸が詰まった。
私への気遣いに満ちた台詞は、これまでもらったどんな品物より厚遇より私の心を震わせた。
「その代わり、次の時は必ず俺と踊ってくれ。約束だ」
愛しい想いが湧き上がる。
「はい、必ず」
じんわりと胸に、恋という名の火が灯る。
今はまだ芽生えたばかりのほんの小さな灯。けれど、このまま彼と同じ時間を重ねていったら、いつの日か小さな灯は胸に収まりきらない大きさへと膨らんで、私を焼き切ってしまうのではないか……。
兆した恋に戸惑いと恐れ、そして不可思議な高揚を覚えた。しかし同時に、彼の唯一無二となり得ない現実が私を打ちのめす。