敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
チラッと殿下を見上げて小さく告げたら、彼は蕩けるように微笑んだ。
「おおせのままに」
甘い囁きとクシャクシャと頭上を往復する大きな手の温もりが心地よくて、私は甘えるようにスリッと頭を彼の手にすり寄せた。
そうこうしているうちに開演のブザーが鳴り響く。
「あ、始まりますね!」
一気に関心がサーカスへと移り、ドキドキしながらステージを眺めた。
ところが、間もなく始まるというのに殿下はなぜかステージではなく私の横顔を見つめたままだった。
「殿下? 始まりますよ。こんなにいい席なんですから、しっかり見なくっちゃもったいないですよ」
「あぁ、そうだな」
殿下は苦笑して視線をステージに向けた。だけど、その後も何度か見られているような感覚があった。もっとも私は食い入るようにステージを見ていたから、ただの勘違いかもしれないが。
テント内に陽気なファンファーレが響き、颯爽と現れた司会者の口上で、ついにサーカスが幕を開ける。
「おおせのままに」
甘い囁きとクシャクシャと頭上を往復する大きな手の温もりが心地よくて、私は甘えるようにスリッと頭を彼の手にすり寄せた。
そうこうしているうちに開演のブザーが鳴り響く。
「あ、始まりますね!」
一気に関心がサーカスへと移り、ドキドキしながらステージを眺めた。
ところが、間もなく始まるというのに殿下はなぜかステージではなく私の横顔を見つめたままだった。
「殿下? 始まりますよ。こんなにいい席なんですから、しっかり見なくっちゃもったいないですよ」
「あぁ、そうだな」
殿下は苦笑して視線をステージに向けた。だけど、その後も何度か見られているような感覚があった。もっとも私は食い入るようにステージを見ていたから、ただの勘違いかもしれないが。
テント内に陽気なファンファーレが響き、颯爽と現れた司会者の口上で、ついにサーカスが幕を開ける。