敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
ハウイットさんの気配が遠ざかり、私は膝の上の男性に目を向ける。
そろそろ冷却を終わりにして最低限ここの状況を整えたら、後は医師の手に委ねよう。ただ、治療に使う軟膏については相談が必要だ。
火傷は卵白とテレピン油が主成分の軟膏で治療するのが一般的だが、それだと傷口の保護はできても殺菌作用が弱いのだ。ノーム爺は殺菌効果のある白い粘土が出せるから、軟膏に混ぜて使うよう医師に伝えてみよう。
頭の中でこの後の流れを確認し、囁くように成句を唱える。
「精霊神のいとし子エミリアが希う。水の精霊ウンディーノ【もう大丈夫。水を止めてちょうだい】」
《承知しました》
ディーノが水を止めると、私は皮膚が服に張り付いてしまわないよう丁寧に男性の上衣を脱がせた。
皮膚は赤いし水ぶくれもできていたが、酷い焼けただれにはなっていない。
……よかった。
火傷の具合にホッと安堵の息をついたところで、さて水浸しの男性と周辺をどうしようかと思い悩む……必要はなかった。
そろそろ冷却を終わりにして最低限ここの状況を整えたら、後は医師の手に委ねよう。ただ、治療に使う軟膏については相談が必要だ。
火傷は卵白とテレピン油が主成分の軟膏で治療するのが一般的だが、それだと傷口の保護はできても殺菌作用が弱いのだ。ノーム爺は殺菌効果のある白い粘土が出せるから、軟膏に混ぜて使うよう医師に伝えてみよう。
頭の中でこの後の流れを確認し、囁くように成句を唱える。
「精霊神のいとし子エミリアが希う。水の精霊ウンディーノ【もう大丈夫。水を止めてちょうだい】」
《承知しました》
ディーノが水を止めると、私は皮膚が服に張り付いてしまわないよう丁寧に男性の上衣を脱がせた。
皮膚は赤いし水ぶくれもできていたが、酷い焼けただれにはなっていない。
……よかった。
火傷の具合にホッと安堵の息をついたところで、さて水浸しの男性と周辺をどうしようかと思い悩む……必要はなかった。