敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
歴史書や社会学の本、物語にも『聖女』は登場し、そのすべてで好意的に記されていたが、まさか……。
ゴクリと唾を飲み込んだ。
「私がその『聖女』だと?」
殿下は笑顔で肯定した。
「君の真価がわかったか? 君は『呪われた王女』なんかじゃない。我が国で敬愛をもって語られる『聖女』とは、精霊神のいとし子たる君のことだ」
「……」
いろんな情報が頭の中でごちゃまぜになっていた。なかなか声を発せずにいる私に、殿下は優しい口調で諭すように語り掛ける。
「一気にいろいろ聞かされたのだ、混乱はもっともだ。すぐに決断する必要はない。その力のことは君の気持ちに折り合いがついた時、公表したって遅くな──」
「いえ、それでは明らかに遅いですよ」
殿下が最後まで言い終わるよりも前、ピシャリと割って入る声があった。
弾かれたように振り返ると、ハウイットさんがピタリと後ろを歩いていた。
「ハウイットさん!?」
「おい、ハウイット! 主の会話に割って入る奴があるか。無礼にもほどがあるぞ!」
ゴクリと唾を飲み込んだ。
「私がその『聖女』だと?」
殿下は笑顔で肯定した。
「君の真価がわかったか? 君は『呪われた王女』なんかじゃない。我が国で敬愛をもって語られる『聖女』とは、精霊神のいとし子たる君のことだ」
「……」
いろんな情報が頭の中でごちゃまぜになっていた。なかなか声を発せずにいる私に、殿下は優しい口調で諭すように語り掛ける。
「一気にいろいろ聞かされたのだ、混乱はもっともだ。すぐに決断する必要はない。その力のことは君の気持ちに折り合いがついた時、公表したって遅くな──」
「いえ、それでは明らかに遅いですよ」
殿下が最後まで言い終わるよりも前、ピシャリと割って入る声があった。
弾かれたように振り返ると、ハウイットさんがピタリと後ろを歩いていた。
「ハウイットさん!?」
「おい、ハウイット! 主の会話に割って入る奴があるか。無礼にもほどがあるぞ!」