敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
聖女の名声はあっても、敗戦国出身の血は変えられない。やはり殿下はいずれ正当な血筋の女性を正妃に迎えるんだろうけど……うぅーん。正妃様の心情を考えると、聖女が側妃としているって嫌じゃないのかな。
でも、国のためを思えばそれも仕方のないことなのか。
かつての『正妃様と殿下の仲を邪魔するような真似は絶対にしない』という誓いを今も破るつもりはないのだが、私はどうしたらいいんだろう。
自分の気持ちが迷子だった。やはり今は、考える時間が必要そうだ。
そうこうしているうちに王宮はもう目前だった。
出てきた時と同じように通用門から入り、ハウイットさんは早々に政務室の方向に消えた。殿下もまだ政務があるのだろうに、ハウイットさんに「後で行く」と告げ、私を部屋まで送ってくれた。
「送っていただいて、ありがとうございました」
お礼を伝えたが、なぜか殿下が部屋の中から動こうとしない。
「あの、殿下……?」
でも、国のためを思えばそれも仕方のないことなのか。
かつての『正妃様と殿下の仲を邪魔するような真似は絶対にしない』という誓いを今も破るつもりはないのだが、私はどうしたらいいんだろう。
自分の気持ちが迷子だった。やはり今は、考える時間が必要そうだ。
そうこうしているうちに王宮はもう目前だった。
出てきた時と同じように通用門から入り、ハウイットさんは早々に政務室の方向に消えた。殿下もまだ政務があるのだろうに、ハウイットさんに「後で行く」と告げ、私を部屋まで送ってくれた。
「送っていただいて、ありがとうございました」
お礼を伝えたが、なぜか殿下が部屋の中から動こうとしない。
「あの、殿下……?」