敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
「私にもわかりかねます。ただ、空に異変が生じてすぐに殿下は陛下と短く言葉を交わされて、兄だけを供に連れ王宮を飛び出していかれました。もしかすると、そこに打開の糸口のようなものがあるのかもしれません」
アニータの言葉にピンとくる。
……王家の禁書だ! 一般には伏された建国にかかわる史実が記されているという書物。それがエーテル山に向かう根拠になったのだ──!
なんとか禁書を見ることができないだろうか……。
「ねぇアニータ、私が国王陛下に会うことはできないかな?」
「えっ!? それは……陛下の政務室には現在宰相閣下や主だった大臣らが詰めており、許可なき者の立ち入りは許されておりません。平時であればともかく、緊急時の今エミリア様が陛下と謁見するのは難しいかと」
アニータの口振りからするに、そもそも取次すらしてもらえなそうだ。
アニータの言葉にピンとくる。
……王家の禁書だ! 一般には伏された建国にかかわる史実が記されているという書物。それがエーテル山に向かう根拠になったのだ──!
なんとか禁書を見ることができないだろうか……。
「ねぇアニータ、私が国王陛下に会うことはできないかな?」
「えっ!? それは……陛下の政務室には現在宰相閣下や主だった大臣らが詰めており、許可なき者の立ち入りは許されておりません。平時であればともかく、緊急時の今エミリア様が陛下と謁見するのは難しいかと」
アニータの口振りからするに、そもそも取次すらしてもらえなそうだ。