敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
「精霊神のいとし子エミリアが希う! 火の精霊サラマンダー【意見がほしい。もし私が、あなたに頼んで火球の火を消してもらったら、この状況は改善するかしら?】」
《いや。ただ火を消しただけなら、その男が標準を定めにくくなり、逆に打ち損じのリスクが高まるだろう》
 少し考えるようにしてサラマンダーが答えた。
「ありがとう。では、火の精霊サラマンダー【爆破後に燃えて飛び散る破片の消火を! 既に燃焼している場所があれば、そちらもただちに鎮火して!】」
《承知した》
「精霊神のいとし子エミリアが希う! ……ええっと、これは誰に聞けばいいのかしら。とにかく、精霊のみんな【知っていたら教えてほしい。この火球はこの後どのくらい降り続くの?】」
《嬢ちゃん、禍はもうじき終わる。火球もあと四十を残すくらいじゃ》
 ノーム爺が質問に答えてくれた。
「っ、ありがとうノーム爺!」
 私はガバッと殿下に向き直り、この情報を知らせる。
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