敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
動揺しきりで口をパクパクさせていると、優美な指先で頬をツンとつつかれた。ビクッとして右隣を見れば、美貌の精霊が優しい微笑みを湛えて私を覗き込んでいた。
「《おや、なにを今さら驚いているのですか。私とて、あなたの望みはすべて叶えて差し上げますよ。ただし、私もあなた自身のこと以外は願われれば、ですけれど》」
ディーノの笑顔が今ほど黒く見えたことはない。……多少の片鱗は感じていたが。
ツツッと顔を背けたら、どっぷり諦観を滲ませた殿下の瞳とぶつかる。
ちなみに殿下の左目は今も痛々しく腫れあがっているが、視力は損なわれていないという。他も多少の痕は残っても後遺症が出るような怪我はない。この場にはいないがハウイットさんにも後遺症の心配などはないそうで、そちらもひと安心である。
「エミリア、言うだけ無駄だ。彼らの眼中には、常にいとし子である君しかない。逆を言えば、君以外は所詮どうでもいい些末な存在ということだ」
「《おや、なにを今さら驚いているのですか。私とて、あなたの望みはすべて叶えて差し上げますよ。ただし、私もあなた自身のこと以外は願われれば、ですけれど》」
ディーノの笑顔が今ほど黒く見えたことはない。……多少の片鱗は感じていたが。
ツツッと顔を背けたら、どっぷり諦観を滲ませた殿下の瞳とぶつかる。
ちなみに殿下の左目は今も痛々しく腫れあがっているが、視力は損なわれていないという。他も多少の痕は残っても後遺症が出るような怪我はない。この場にはいないがハウイットさんにも後遺症の心配などはないそうで、そちらもひと安心である。
「エミリア、言うだけ無駄だ。彼らの眼中には、常にいとし子である君しかない。逆を言えば、君以外は所詮どうでもいい些末な存在ということだ」