敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
ディーノはなぜそこで残念そうに眉尻を下げるのか。そして一瞬、チラッと殿下を見るのか。
「……安心していい。俺はきっと舅や小舅とだってうまくやってみせる」
殿下が私の耳もとで悪戯っぽく囁いた軽口に、クスッと笑みがこぼれ温かい気持ちになる。併せて、殿下に精霊のみんなの存在も含めてまるごと私を受け入れてもらえたような嬉しさが胸に湧き上がった。
顔を上げると、精霊のみんなに視線を一巡させて私の思いを伝える。
「私、みんなのいとし子になれてよかった。私もみんなが大好きよ。これからも、どうかよろしくね!」
みんなはそれに満面の笑みで応えてくれた。彼らの心を疑う余地は微塵もない。ただ、彼らの好意はその射程圏内が実に限定的なのだ。これを早々に見抜くあたり、やはり海千山千の『氷の王太子』殿下は慧眼である。
ところがだ、精霊たちとの会話が進んでいくうちに、そんな殿下の目も徐々に遠くなっていく──。
「……安心していい。俺はきっと舅や小舅とだってうまくやってみせる」
殿下が私の耳もとで悪戯っぽく囁いた軽口に、クスッと笑みがこぼれ温かい気持ちになる。併せて、殿下に精霊のみんなの存在も含めてまるごと私を受け入れてもらえたような嬉しさが胸に湧き上がった。
顔を上げると、精霊のみんなに視線を一巡させて私の思いを伝える。
「私、みんなのいとし子になれてよかった。私もみんなが大好きよ。これからも、どうかよろしくね!」
みんなはそれに満面の笑みで応えてくれた。彼らの心を疑う余地は微塵もない。ただ、彼らの好意はその射程圏内が実に限定的なのだ。これを早々に見抜くあたり、やはり海千山千の『氷の王太子』殿下は慧眼である。
ところがだ、精霊たちとの会話が進んでいくうちに、そんな殿下の目も徐々に遠くなっていく──。