敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
「たしかに黙っていたのは褒められたことではありませんが、こうして謝っていただきましたから。それに、本音を言うと私は嬉しいのです」
「嬉しい?」
「ええ。今になって思えばなのですが、私は鎧の騎士様に好意を抱いていました。ですからジーク様と鎧の騎士様が同じ方だと知り、ホッとしています」
「冗談だろう。君にあんなに酷い言葉を投げつけた鎧の男に好意など……」
怪訝そうな彼に、私は首を傾げた。
「いえ。私はあの時、そもそも『酷い言葉』とは思いませんでしたよ。主君思いの正直な方だと、むしろ好感を抱きました」
「馬鹿な」
「本当です。鎧の騎士様は、道中でも細やかに私を気遣ってくださって。そんな彼に、ジーク様に対して抱く感情と同様のものを、私はたしかに感じていたんです」
……鎧の騎士様とジーク様。今では、私の心の中に住んでいるふたりは完全に同じ人になっている。
鎧の騎士様は実在しない人物だけど、優しくて気遣い屋の旦那様の愛しい一部だと理解していた。
「嬉しい?」
「ええ。今になって思えばなのですが、私は鎧の騎士様に好意を抱いていました。ですからジーク様と鎧の騎士様が同じ方だと知り、ホッとしています」
「冗談だろう。君にあんなに酷い言葉を投げつけた鎧の男に好意など……」
怪訝そうな彼に、私は首を傾げた。
「いえ。私はあの時、そもそも『酷い言葉』とは思いませんでしたよ。主君思いの正直な方だと、むしろ好感を抱きました」
「馬鹿な」
「本当です。鎧の騎士様は、道中でも細やかに私を気遣ってくださって。そんな彼に、ジーク様に対して抱く感情と同様のものを、私はたしかに感じていたんです」
……鎧の騎士様とジーク様。今では、私の心の中に住んでいるふたりは完全に同じ人になっている。
鎧の騎士様は実在しない人物だけど、優しくて気遣い屋の旦那様の愛しい一部だと理解していた。